Denkalem -デンカラム-

小規模農家から集めた、野性味のある味わい

焙煎豆生豆

Denkalem -デンカラム-

小規模農家から集めた、野性味のある味わい

焙煎豆生豆

2017年12月

「エチオピアのコーヒー豆を輸入したい」と思い立ち、カッファという地域にコーヒー生産者を探しにいきました。
右も左も分からない僕は、その街の人たちに「良いコーヒー生産者を知っていますか?」と直接聞きまわりました。
すると、「デンカラムという生産者が良い」とのこと。
すぐさま、僕はデンカラムという生産者の精製所に行きました。
デンカラムという生産者は、快く受け入れてくれて「取り合えずコーヒーを飲もう」と、エチオピア式のコーヒーの淹れ方でコーヒーを振舞ってくれました。
そこで飲んだコーヒーが衝撃的だったのを、今でも覚えています。
その時の僕はコーヒーに全く詳しくなく、“美味しいかどうか”しか分かりませんでした。
それでも今まで飲んできたコーヒーとは全く違うことが分かりました。

初めての商談

デンカラムの精製所には、その当時グレード2までしかありませんでした。
『高品質なものを適正価格で』という理念のもと、グレード1にしようと二人で話し合いました。
そして色々な改善をした結果、グレード1以上のコーヒー生豆が出来ました。
ちなみにそこで知ったのですが、デンカラムは今までエチオピア国外に自分の名前で輸出したことがなく、公的機関に持ち込んで他のと混ぜられて輸出されるか、国内流通のみの販路しかなかったのです。
ゆえに”世界初進出のコーヒー”の商談が決まったのでした。

到着した生豆

お互いに初めての貿易。
最初に注文したのはナチュラル製法の生豆500kgでした。
しかし到着した生豆を色々な人に飲んでもらい、気づきました。
その生豆はナチュラル製法ではなく、ウォッシュド製法だったのです。
今では生豆の色で明らかに違いが分かりますが、国が発行した証明書にもナチュラル製法との記載があり、大混乱でした。
そうとはいえ、到着したウォッシュド製法のコーヒー豆は、とにかく美味しかったです。
ウォッシュド製法の生豆はもともと輸入するつもりはなかったのですが、これを機に2種類の生豆を取り引きすることにしました。
逆に、スムーズにナチュラル製法の生豆が来ていたら、今でもウォッシュド製法の取り扱いはなかったかもしれません。

デンカラムの麻袋

毎年フィードバックをすることにより、生豆のクオリティは年々上がってきています。
最初の取引から数年経ち、毎年取引し、お互いに貿易にも慣れてきました。
そこで、今回(2020 / 21年収穫分)はデンカラムが自ら麻袋を用意すると提案がありました。
今まではこちらが用意していた麻袋(画像左上)ですが、デンカラムが用意したのが写真のもの。
なぜこうなったのかは分かりません。
エチオピアという国の面白さを再確認した瞬間でした。
勿論、生豆は従来にも増して、濃厚な香りと深みのある味わいでした。

良き友人であり、楽しい取引先

日本からデンカラムに連絡をするとき、デンカラムは英語を話せないので、英語が話せる彼の息子を介していつも話をします。
彼の家にも招いてもらったこともあり、家族全員とご飯を食べたこともあります。
デンカラムは良き友人であり、楽しい取引先。
今後の展開もどうぞ楽しみにしていてください。

詳細

Grade 1
産地 Wushwush, Kaffa, Ethiopia
標高 1,750~2,300m
年間降水量 1,794mm
温度 14~25℃
繁忙期の雇用者数 約150人
常時雇用者数 7人
品種 原種
年間収穫量
Natural 70,000 kg / Washed 70,000 kg
Total 140,000 kg

2017年12月

「エチオピアのコーヒー豆を輸入したい」と思い立ち、カッファという地域にコーヒー生産者を探しにいきました。
右も左も分からない僕は、その街の人たちに「良いコーヒー生産者を知っていますか?」と直接聞きまわりました。
すると、「デンカラムという生産者が良い」とのこと。
すぐさま、僕はデンカラムという生産者の精製所に行きました。
デンカラムという生産者は、快く受け入れてくれて「取り合えずコーヒーを飲もう」と、エチオピア式のコーヒーの淹れ方でコーヒーを振舞ってくれました。
そこで飲んだコーヒーが衝撃的だったのを、今でも覚えています。
その時の僕はコーヒーに全く詳しくなく、“美味しいかどうか”しか分かりませんでした。
それでも今まで飲んできたコーヒーとは全く違うことが分かりました。

初めての商談

デンカラムの精製所には、その当時グレード2までしかありませんでした。
『高品質なものを適正価格で』という理念のもと、グレード1にしようと二人で話し合いました。
そして色々な改善をした結果、グレード1以上のコーヒー生豆が出来ました。
ちなみにそこで知ったのですが、デンカラムは今までエチオピア国外に自分の名前で輸出したことがなく、公的機関に持ち込んで他のと混ぜられて輸出されるか、国内流通のみの販路しかなかったのです。
ゆえに”世界初進出のコーヒー”の商談が決まったのでした。

到着した生豆

お互いに初めての貿易。
最初に注文したのはナチュラル製法の生豆500kgでした。
しかし到着した生豆を色々な人に飲んでもらい、気づきました。
その生豆はナチュラル製法ではなく、ウォッシュド製法だったのです。
今では生豆の色で明らかに違いが分かりますが、国が発行した証明書にもナチュラル製法との記載があり、大混乱でした。
そうとはいえ、到着したウォッシュド製法のコーヒー豆は、とにかく美味しかったです。
ウォッシュド製法の生豆はもともと輸入するつもりはなかったのですが、これを機に2種類の生豆を取り引きすることにしました。
逆に、スムーズにナチュラル製法の生豆が来ていたら、今でもウォッシュド製法の取り扱いはなかったかもしれません。

デンカラムの麻袋

毎年フィードバックをすることにより、生豆のクオリティは年々上がってきています。
最初の取引から数年経ち、毎年取引し、お互いに貿易にも慣れてきました。
そこで、今回(2020 / 21年収穫分)はデンカラムが自ら麻袋を用意すると提案がありました。
今まではこちらが用意していた麻袋(画像左上)ですが、デンカラムが用意したのが写真のもの。
なぜこうなったのかは分かりません。
エチオピアという国の面白さを再確認した瞬間でした。
勿論、生豆は従来にも増して、濃厚な香りと深みのある味わいでした。

良き友人であり、楽しい取引先

日本からデンカラムに連絡をするとき、デンカラムは英語を話せないので、英語が話せる彼の息子を介していつも話をします。
彼の家にも招いてもらったこともあり、家族全員とご飯を食べたこともあります。
デンカラムは良き友人であり、楽しい取引先。
今後の展開もどうぞ楽しみにしていてください。

詳細

Grade 1
産地 Wushwush, Kaffa, Ethiopia
標高 1,750~2,300m
年間降水量 1,794mm
温度 14~25℃
繁忙期の雇用者数 約150人
常時雇用者数 7人
品種 原種
年間収穫量
Natural 70,000 kg / Washed 70,000 kg
Total 140,000 kg

エチオピアでの精製工程