2019年6月
エチオピアの生産者デンカラムと取引していく中で、ガルテンビはカッファで少し噂になりました。
そこで新たに数名から「取引がしたい」と連絡がありました。
そのうちの1人がハブタムという生産者でした。
ハブタムの精製所は、デンカラムの精製所からすぐのところにあります。
森を2つ持っていて、原種そのままの区画と、原種の中でも、74110と74112という品種のみを育てている区画がありました。
そしてハブタムも、今まで1度も国外へ自分の名前で輸出したことが無かったのでした。


家族のような温かさ
ハブタムの森や精製所を実際に訪れてみて感じたのは、きっちりと整備された設備と、従業員との距離の近さ。
自社の森から管理しているということもあり、従業員との関係がとても大切だという事を感じました。
ハブタムも英語は話せず、従業員の1人(写真左から2番目)がいつも通訳してくれます。
その従業員の1人と話していると、仕事に対する熱意を物凄く感じました。
そんな熱心な従業員がいるのはハブタムの人間性だと思い、僕はハブタムと取引することを決めたのでした。
欠け豆
初回は2トンの生豆を輸入することにしました。
その際には日本でクラウドファンディングを行い、沢山の方から予約注文をいただきました。
しかし、届いた生豆には本来除去されるはずだった『欠け豆』が除去されていませんでした。
エチオピアでは欠け豆は、悪い豆として扱われていなかったのです。ちなみに欠け豆とは、日本でいう”割れせんべい”みたいなもので、見かけは悪いですが、味に問題はありません。
ただし、ここは日本。沢山の方にご迷惑をおかけしました。
いただいた豆代は輸入で既に使っており、豆をエチオピアに返送してもう一度送るにも、莫大なコストがかかります。
当時のGalitebeにはそんな余裕はなく、みなさんに謝ることしかできませんでした。
それでも、日本全国沢山の方に美味しく焙煎していただき、半年も経たないうちに完売しました。


名誉挽回
『何が良いもので何が悪いもの』だと、消費地で認識されているのか。
ハブタムと品質に関してのフィードバックを、1年通して行いました。
その結果、翌年輸入した生豆には欠点豆がほとんど入っておらず、グレード1以上の綺麗さでした。
届いた麻袋を開けて、生豆をみればハブタムの熱意が伝わりました。
そして感動的な香りと美味しさを放っていました。
→現在販売中のものです。
共に成長できる、パートナー
ハブタムは一言でいうと『ド田舎のおっちゃん』です。
スマートフォンを持っていないし、Facebookもやっていません。
日本への連絡の仕方も知らないので、いつもこちらから国際電話をかけます。
そんなハブタムのコーヒー豆が日本で流通し、「美味しい!」と言ってもらっているのを見るのが、僕は嬉しくて楽しくて仕方がありません。
ハブタムとはお互いに、これからも沢山のことを学び、成長できる中だと感じています。
今後の成長や展開も、どうぞ楽しみにしていてください。


2019年6月
エチオピアの生産者デンカラムと取引していく中で、ガルテンビはカッファで少し噂になりました。
そこで新たに数名から「取引がしたい」と連絡がありました。
そのうちの1人がハブタムという生産者でした。
ハブタムの精製所は、デンカラムの精製所からすぐのところにあります。
森を2つ持っていて、原種そのままの区画と、原種の中でも、74110と74112という品種のみを育てている区画がありました。
そしてハブタムも、今まで1度も国外へ自分の名前で輸出したことが無かったのでした。

家族のような温かさ
ハブタムの森や精製所を実際に訪れてみて感じたのは、きっちりと整備された設備と、従業員との距離の近さ。
自社の森から管理しているということもあり、従業員との関係がとても大切だという事を感じました。
ハブタムも英語は話せず、従業員の1人(写真左から2番目)がいつも通訳してくれます。
その従業員の1人と話していると、仕事に対する熱意を物凄く感じました。
そんな熱心な従業員がいるのはハブタムの人間性だと思い、僕はハブタムと取引することを決めたのでした。

欠け豆
初回は2トンの生豆を輸入することにしました。
その際には日本でクラウドファンディングを行い、沢山の方から予約注文をいただきました。
しかし、届いた生豆には本来除去されるべきだった『欠け豆』が除去されていませんでした。
エチオピアでは欠け豆は、悪い豆として扱われていなかったのです。
ちなみに欠け豆とは、日本でいう”割れせんべい”みたいなもので、見かけは悪いですが、味に問題はありません。
ただし、ここは日本。沢山の方にご迷惑をおかけしました。
いただいた豆代は輸入で既に使っており、豆をエチオピアに返送してもう一度送るにも、莫大なコストがかかります。
当時のGalitebeにはそんな余裕はなく、みなさんに謝ることしかできませんでした。
それでも、日本全国沢山の方に美味しく焙煎していただき、半年も経たないうちに完売しました。

名誉挽回
『何が良いもので何が悪いもの』だと、消費地で認識されているのか。
ハブタムと品質に関してのフィードバックを、1年通して行いました。
その結果、翌年輸入した生豆には欠点豆がほとんど入っておらず、グレード1以上の綺麗さでした。
届いた麻袋を開けて、生豆をみればハブタムの熱意が伝わりました。
そして感動的な香りと美味しさを放っていました。
→現在販売中のものです。

共に成長できる、パートナー
ハブタムは一言でいうと『ド田舎のおっちゃん』です。
スマートフォンを持っていないし、Facebookもやっていません。
日本への連絡の仕方も知らないので、いつもこちらから国際電話をかけます。
そんなハブタムのコーヒー豆が日本に流通し、「美味しい!」と言ってもらっているのを見るのが、僕は嬉しくて楽しくて仕方がありません。
ハブタムとはお互いに、これからも沢山のことを学び、成長できる中だと感じています。
今後の成長や展開も、どうぞ楽しみにしていてください。